定額制動画配信サービス満足度、Netflixが4年連続の首位 「オリジナル作品」への注目度が年々上昇

2位「Amazonプライム・ビデオ」は利便性の高さもポイント、3位は「Hulu」

 満足度総合2位には、【Amazonプライム・ビデオ】(72.42点)、3位には【Hulu】(71.54点)がランクイン。Amazonプライム・ビデオは、月額500円で「Amazonプライム会員」になれば特典として会員対象の映画やドラマ、アニメ、『バチェラー・ジャパン』や『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』などのオリジナルコンテンツが見放題になるというところが他のサービスと異なるポイントの1つで、評価項目別ランキング「会員向けサービス」(70.20点)ではNo.1の評価を獲得。

 日本テレビグループのHJホールディングスが運営するHuluは、豊富なラインアップに加え、日テレ系の地上波ドラマと連動した“番外編ストーリー”の配信を行うなど、同社ならではのアプローチを展開。「『あなたの番です』の番外編が見たくて加入したのですが、自分の好みのドラマや映画がたくさんあって楽しませてもらっています」(40代・女性)というように、ユーザーコメントからはそれらが総合的に評価されている様子がうかがえた。

「国内ドラマ」1位はParavi、ジャンル別では各サービスの“強み”が評価に直結する結果に

 そのほか、部門別「ジャンル別」ランキングでは、それぞれのサービスの“強みや魅力”が利用者からも高評価を得る結果に。

  • 「Paravi(パラビ)」は、2018年4月1日より本格的にサービスを開始した

    「Paravi(パラビ)」は、2018年4月1日より本格的にサービスを開始した

 たとえば、「国内ドラマ」部門で1位となったのは、TBSホールディングス、テレビ東京ホールディングス、WOWOWら、放送事業者を含む6社共同で設立したプレミアム・プラットフォーム・ジャパンが運営する【Paravi】(74.25点)。前述した3つの放送事業者はドラマ作品の質の高さに定評があり、この上半期も『半沢直樹』や『恋はつづくよどこまでも』、『私の家政夫ナギサさん』、『きょうの猫村さん』、『捨ててよ、安達さん』など、多くのドラマが話題を集めた。

 テレビ放送直後にオンデマンド配信するキャッチアップ配信(見逃し配信)が行われたり、作品によってはディレクターズカット版や番外編が配信されたり、新作ドラマを存分に楽しむことができる点が評価されているほか、「『(3年B組)金八先生』や『渡る世間は鬼ばかり』など、数々の作品を毎月更新いただき本当に満足」(20代・女性)というように、過去の作品まで網羅している点を支持する声もあった。

「韓国ドラマ」部門1位は【U-NEXT】(73.01点)。18万本と国内No.1の見放題作品本数(2020年5月1日時点/※GEM Partners調べ)を誇る同社では、「韓流・アジアドラマ」のラインアップも強化しており、ユーザーからも「韓国ドラマの充実ぶりが、ほかのサイトより群を抜いている」(50代・女性)とのコメントが多数。ほかにも、「アニメ」部門は、新作から過去のアニメ作品まで視聴できる【dアニメストア】(78.92点)。「スポーツ」部門は、野球やサッカー、テニスなどあらゆる国内外のスポーツをライブ中継・見逃し配信で楽しむことができる【DAZN】(83.32点)が首位を獲得するなど、各サービスの個性がしっかりと利用者の満足に結びついている様子がうかがえた。

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 海外では昨年から今年にかけて、アップル(Apple TV+)、ウォルト・ディズニー・カンパニー(Disney+)、ワーナーメディア(HBO Max)、NBCユニバーサル(Peacock)といった大企業が動画配信サービスに参入。「Apple TV+」と「Disney+」は日本でもサービスを開始し、「Disney+」(日本ではウォルト・ディズニー・ジャパンが運営)は今回、部門別の男女別「女性」ランキングで1位(76.09点)に選ばれるなど、新たな動きも見られている。コロナ禍による生活様式の変化も相まって、これまで以上の成長率が期待される動画配信市場において、今後どのようなサービスが登場し、利用者の支持を得ていくのか。今後も注視していきたい。

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定額制動画配信「評価項目別」「部門別(男女別・世代別・ジャンル別)」TOP3

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