電子書籍サービス満足度1位は「honto」、活況の市場で人気の理由は?

「U-NEXT」は書籍の充実さ、「Apple Books」は使いやすさに定評アリ

 満足度総合2位は、【U-NEXT】(74.49点)。日本における動画配信サービスの先駆けとしても知られる【U-NEXT】は、2014年から電子書籍の提供を開始(当時のサービス名は、BookPlace for U-NEXT)。最近の動向としては、昨年1月にリニューアルを行い、1つのサービス内で動画と電子書籍を行き来できるようになったほか、書籍数も大幅に増加。現在は61万冊以上(2020年7月時点)の本を楽しむことができ、評価項目別の「書籍の充実さ」では1位を獲得した。

 次いで、3位にはアップルが提供する【Apple Books】(74.04点)がランクイン。2010年にiPadとともにリリースされ(当時のサービス名はiBooks)、日本における電子書籍時代の幕開けを象徴するようなサービスとして認識している人も少なくないだろう。アップルといえば、UI(ユーザーインターフェース)、UX(ユーザーエクスペリエンス)デザインの良さに定評があるが、同サービスにおいてもそれらのポイントが高く評価されており、評価項目別「アプリ・サイトの使いやすさ」では1位に。ユーザーからは、「デザインがシンプルで見やすい」(20代・女性)、「利用者のことをとても理解していて、次回読む時にとても便利」(30代・男性)といった、ユーザー・フレンドリーであることに言及したコメントが多く寄せられている。

 なお、ジャンル別の首位は、「コミック」が【honto】、「雑誌」が【DMM電子書籍】、「本」が【紀伊國屋書店 Kinoppy】。世代別では、「10・20代」は【BookLive!】、「30代」は【U-NEXT】、「40代」「50代」は【honto】、「60代以上」は【楽天Kobo】が1位を獲得し、それぞれサービスや世代間の特色が出る結果となった。

 前述したように、日本における“電子書籍元年”から10年が経つ今年、市場は活況を呈し、今後さらなる成長が見込まれている。企業間競争はますます激化していくことが予想されるが、業界全体が切磋琢磨していくことで現代ならではの魅力的な本の楽しみ方がこれまで以上に生まれていくことに期待したい。

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電子書籍サービス「評価項目別」「部門別(男女別・年代別・ジャンル別)」TOP3

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