顧客満足(Customer Satisfaction=CS)を顧客の属性や、なんらかの自社基準での区分により分けて捉えたもの。
年齢や性別も属性であるし、「自社製品の利用年数」といった自社視点で顧客属性を設定することもできる。CSという視点では、「どのような顧客がどう評価しているか」という分析には必要不可欠の考え方である。
「顧客セグメント別」満足という言い方も同義であるが、「セグメント」は企業側が意図的に区分するものであり、「元来その人に備わった属性」とは異なる。
ポイント
属性には以下のような種類がある。解釈・定義にはさまざまな考え方や説があるが、実務的には「自社の顧客をどのように区分して満足状況を捉えたいか」という観点で重要な区分が設定できれば問題ない。
●デモグラフィック属性
年齢・性別・出身地など、(一般的には)不変の属性での区分
●ソシオグラフィック属性
所得や資産・学歴・社会階層など、社会統計の観点からの区分
●サイコグラフィック属性
好み・価値観・信条・ライフスタイル・購買動機など、心理面からの区分
(監修:日本能率協会コンサルティング(外部リンク))