CS/ES用語辞典

コーチング

 1人ひとりが自分で考え、行動できるようにするために、「答えは本人が持っている。それに気付くように働きかける」という考え方。「答えはこちらが持っている。それを教える」というティーチングとの対比で語られる。

 コーチングの基本スタンスは、「メンバーは大きな潜在能力を持っている/必要な答えはメンバーの中にある/答えを見つける支援者が必要」であり、「言ってみる → 一緒に考える → させてみる → 褒める」の順序で行う。また、上手なコーチングのためには、「傾聴、説得・共感、遂行、評価」のスキルが必要と言われる。

ポイント
 コーチングがうまくいくようにするためには、コーチ役のスキルアップが欠かせない。

「相談のつもりが説教」「質問のつもりがしゃべりすぎ」「相手の質問に答えを出しても押しつけ、メンバーの沈黙に耐えられずついしゃべってしまう」「メンバーが自分で決定せず、結局自分の意見を押しつける」という状況になっていないか等の視点からセルフチェックし、基本のスタンスに沿ったコーチングができるようにスキルアップに取り組むことが必要だ。

(監修:日本能率協会コンサルティング(外部リンク)

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